動物愛護センターの活動と役割

動物愛護センターの概要

 

動物愛護センターは都道府県の各保健福祉事務所(以前の保健所)で実施していた業務を集中管理するためにスタートさせた施設です。ここでは狂犬病予防法及び危害防止条例に基づく犬の捕獲抑留等の業務などを効率的に推進する一方で、動物に対する住民意識の大きな変化に伴う新たな要請にも応えるよう事業を展開しています。

 

各都道府県によって詳細は異なりますが、大きなテーマとなっているのは「人と動物が調和のとれた共生をすること」であり、動物愛護意識を啓発しながら、動物が人間社会の中でよりよい関係を保てるための事業を推進しています。

 

動物保護事業としては、犬の指導取締り(野犬等の収容、飼い主に対する指導助言、こう傷犬の検診、収容犬等の識別確認、苦情処理)、犬の譲渡(犬の譲渡会、ボランティア譲渡、保護者譲渡)、収容動物の管理(収容犬の評価、収容犬等の処分)、動物の適正飼養の推進(愛犬教室、動物教室、動物愛護のつどい、訓練犬の育成譲渡)、動物取扱対策事業としては、動物取扱業に対する指導(登録指導、監視指導、動物取扱責任者研修会)、特定動物の飼養者に対する指導(飼養許可の指導、監視指導)、動物由来感染症分析体制事業では、動物由来感染症の予防指導、動物由来感染症対策検討会、動物由来感染症疫学調査などとなっており、その他として、迷い犬等の情報提供、相談事業、広報活動も行っています。